不織布をモチーフの形に切りそこに顔料を染み込ませて絵付けをする「布染」の技法。筆描きでは表せないにじみやぼかし、また重なり合ったときにできる透明感が特徴です。
魚文 ・花文・幾何文(華文)3つのシリーズすべて布染の技法を使っており、独創性・美しい形・品格の3つを大切にして制作しています。
大学生の頃初めて奄美を訪れた時に見た美しい海と深い森に心を掴まれその経験から魚や草花を器に描き始めました。そして子供の頃に夢中だった魚釣り、大物が釣れた時にはその魚形を残すため魚拓をとった記憶。その2つが重なり私の「布染」を見つけたのです。